単細胞化技術と

いちご・にんじんピューレ


野菜や果物の細胞を切り離して一つ一つを自由な状態に置くことで、
植物本来の「栄養素、香り、風味」を
いつまでも細胞内に保とうとする技術です		

野菜ピューレ(いちご・にんじん)

「とにかく美味しい」と評判なのがこの単細胞化のにんじんです、「生のニンジンよりも数段美味しい」ともプロのシェフの方々に言われています

それもそのハズで、技術編の単細胞化で説明したように、この技術は細胞を囲む膜(壁)を大切にしますので、細胞丸ごと栄養素、風味、香りをそのまま閉じ込めて保存します

にんじんは、にんじん特有の臭みがあるものですが、単細胞化処理で臭みもなく、味も香りも新鮮な状態をいつまでも保つことが出来ます、また栄養の多い皮の部分まで利用できるので素材のムダも無いのです

いちごのピューレは現在、リキュール酒(いちご酒)などに使われていますが、その色彩の変わらぬ美しさと、お酒の口当たりをマイルドにするいちご特有の柔らかさが好評です

単細胞化技術

植物(野菜、果物)は細胞を「細胞膜」で囲まれていて、さらにその外側を「細胞壁(へき、と読みます)」で囲まれています、つまり植物は二重の膜に囲まれているのです		
		
細胞の大きさは通常30ミクロン程度ですので、顕微鏡でなければ肉眼では見えません、いくら野菜に目を凝らしてみても、普通肉眼では細胞レベルは見えません		
		
単細胞化技術とは、この細胞膜と壁を大事にしながら、隣り合った細胞から切り離すという「凄い技術」なのです、酵素のハサミが細胞壁の真ん中だけを上手に切り離すのですね		
		
その結果どういう事になるかというと、野菜でも果物でも細胞が一つ一つバラバラになります、つまり外形的には「液状(ピューレ状)」になるのです		
		
この技術の一番素晴らしいところは、植物の細胞が膜(壁)で囲まれた状態にあるということです、つまり栄養も風味も香りも一切損なわれないで細胞の中に閉じ込められる…		
		
通例、ミキサーで野菜や果物をジュースにする場合、ミキサーの刃で細胞をズタズタに切断します、それによって壁が繊維質やスラッジ(ゴミ)として大量に出ますし、時間が経つと切断面から酸化して味や風味が悪くなります		
		
繰り返しますが、単細胞化技術とは、野菜や果物の細胞を切り離して一つ一つを自由な状態に置くことで、植物本来の栄養素、香り、風味をいつまでも細胞内に保とうとする技術です